
小雪
ちょうど今から1千年前の満月が今宵の夜空に昇りました。
写真は京都上賀茂から見た2018年11月23日の満月です。(小雪撮影)
平安時代に藤原道長が京の邸宅で「この世をば我(わ)が世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば」(望月の歌)という詩を詠んだと言われています。
道長が見た1千年前と同じ満月を見ることができるなんて、不思議な気がします。道長もこの満月を見て詩を詠んだのかと思うと、ロマンを感じます。
「望月の歌」の意味とは
この世をば わが世とぞ思ふ 望月の かけたることも なしと思へば/藤原道長
(このよをば わがよとぞおもふ もちづきの かけたることも なしとおもへば)
藤原道長の「この世をばわが世とぞ・・」の意味をわかりやすく現代語訳に。
【意味】
この世の中はまるで自分のためにあると思う。
今宵の満月が欠けているところが無いように、
私は完全に満ち足りているから。
【作者】
藤原道長(ふじわらのみちなが)966~1027。
平安時代の中期の公卿。藤原北家、摂政関白太政大臣・藤原兼家の五男(または四男)。後一条天皇・後朱雀天皇・後冷泉天皇の外祖父にあたる。
引用:wiki
【出典】
小右記・しょうゆうき。(藤原実資の日記)
1018(寛仁2)年10月16日の条に記されている。
今年の旧暦10月16日は本日11月23日となるそうです。
藤原道長が京の邸宅ってどこ?
藤原道長が京の邸宅とは、現在の京都御苑内の東の一部にあった土御門第(つちみかどだい)という大邸宅と言われています。
暖かくなる頃に土御門邸跡を訪れたいと思います。

小雪
では、またね。see ya٩( ᐛ )و
コメント