
芸能人では有村架純さんや小雪さん。美容家では佐伯チズさんや「クリニック宇津木流」院長の宇津木龍一さんなどがいてはります。
肌断食とは?おすすめしない方、おすすめする方
「肌断食」とは簡単に言うと、過度なスキンケアや毎日のメイクのストレスで衰えてしまった肌本来の機能を取り戻し、生まれ変わったように美しく、ストレスに強い肌作りの方法です。
乾燥肌やアトピー肌の方。肌断食をおすすめできる方
オイリー肌の方。
この事を前提にお話していきますよ~♪
肌断食は、成功すれば高価なスキンケアに頼らなくても美しい肌が保てるようになります。また、肌断食のやり方は、肌に何も付けない、ただそれだけと、いたってシンプル! 今までかかっていた化粧品代が無くなることを考えると、コスト面も魅力です。
誰もが今すぐに始められるように思える「肌断食」。
しかし、そこには大きな落とし穴があります。
- 一定の期間メイクやスキンケアをしないことがストレスになって途中でやめてしまう。
- そもそも体質に合わなかった。
このような事が原因で、肌断食をやる前よりも肌荒れがひどくなってしまう場合があります。
これから肌断食に挑戦してみたいという方は、リスクや注意点をきちんと理解したうえで始めましょう。
肌断食の具体的な方法
スキンケアやメイクなど、肌への刺激となる行為を一切やめます。
洗顔も水かぬるま湯で行い、洗顔料は使用しません。なおかつ、これを一定期間継続します。
その間に肌荒れと緩やかな回復を繰り返し、だんだん安定した肌状態になってきたら成功です。安定するまでに必要とされる期間は人によって違いますが、大体2~4か月くらいです。
肌断食、成功するとどんな効果があるの?
再度、肌断食をする目的を確認しましょう。
強い美容成分を肌に与え続けるスキンケア、メイクや冷暖房による乾燥などの外的刺激、日々の精神的なストレスによって衰えてしまっている肌本来の機能を取り戻すということです。
健康な肌は、皮脂膜が乾燥から皮膚を守ってくれ、雑菌などの異物から皮膚を守る角質層のバリア機能が働いています。
また、新陳代謝(ターンオーバー)によって新しい細胞が生み出されては外側に押し出され、古くなった細胞は剥がれ落ちていきます。
これらの肌の機能が衰えていくと、肌は水分を保持することが出来ずに乾燥し、刺激に弱くなり、しわが増え、新陳代謝が低下して表面がくすみ、固くなってしまいます。
肌断食の失敗例とリスク
とは言え、一定期間メイクもスキンケアも一切しないというのは、考えるよりも難しいものです。
肌断食を始めてすぐの頃は、肌の機能が衰えたままなので、当然肌は乾燥します。一時的に肌荒れがひどくなり手触りが悪くなります。
「あれ? 大丈夫? これで合ってるの?」と不安に思い慌てていつものスキンケアに戻ってしまう人が多いのも事実です。その場合は肌荒れだけが残ってしまうことになります。
また、元々肌断食に向いていない人もいます。そういう方の場合は期間をおいても肌機能が回復しないままどんどん肌荒れが進行し、一気に老化現象が現れる危険も。肌断食は自己責任での肌改善です。
肌断食をしているのにいっこうに肌荒れが改善されない、または悪化してしまった場合は、早めに皮膚科を受診してください。お肌に自信の無い人は、あらかじめ専門医の指導の下で肌断食を始めるのが良いでしょう。
肌断食を始める前に必ずチェック!4つの注意点
ハイリスク・ハイリターンな印象の肌断食。
これから挑戦したい方に向けて、成功のためにチェックすべき3つの注意点があります。一つずつ見ていきましょう。
(1)自分は肌断食に向いているか?
年齢と共に変わっていくお肌。乾燥から肌を守る皮脂の量も、20代後半から徐々に減少していくと言われています。
皮脂の量が足りないのに肌断食をしてしまうと、肌は乾燥する一方です。水分は健康な肌にとっての命綱です。皮脂量が普段から足りない人は20代前半以下の年齢であっても、注意してください。
また、肌断食は治療ではありません。日々のケアやメイクにより衰えた、本来なら正常に機能するはずの肌機能を取り戻すための方法です。ですから、敏感肌やアトピー性皮膚炎など、生まれつき皮膚のトラブルを抱えている人はやめた方が良いでしょう。どうしても肌断食を試したい場合は必ず皮膚科に相談してください。
(2)精神状態、生活環境は良好か?
精神的なストレスが免疫力の低下につながることはよく知られています。
肌にも同じことが言えるため、不安や悩み事がある時期はもちろんですが、例えば結婚を控えていたり仕事で大きなプロジェクトを任されたりといった、普段とは違うことをしなければならない時期は、たとえ良いことであっても精神的には負担がかかっているため肌断食にあまり向きません。余裕を持って穏やかな気持ちでいられる時期を選びましょう。
生活環境も重要な要素です。特に肌断食中の食事は、インスタント食品などの添加物の多い食品は避け、肌に必要な栄養素を内面から存分に取り入れましょう。肌に何もしない分、普段よりも栄養バランスには気を使ってください。
ビタミンやミネラル、アミノ酸はもちろん、ヨーグルトなどに含まれるオリゴ糖で腸内環境を整えるのもお勧めです。吸収率や体への負担を考え、栄養素は出来るだけサプリメントではなく、食事から摂取することを心掛けてください。
(3)肌断食を継続出来る環境にいるか?
社会生活をする上で、メイクは重要な身だしなみの一つです。接客業や営業など人前に出る職種の場合、全くメイクをしないというわけにはいきません。日中空調のかかりっぱなしのオフィスなども肌が常に乾燥状態にさらされて負担になりお勧め出来ません。
肌断食はせっかく実行しても、一定の期間を経なければ効果が期待出来ません。まとまった休日が取れないなど、日常の生活環境を整えられない場合はやめた方が良いでしょう。
(4)肌断食に適した季節
肌に何も付けない肌断食を行う季節として、一般的に乾燥した日が続く冬は不向きです。また、日焼け止めを塗ることも出来ないので、日照時間が長く、紫外線の多い真夏も避けた方が良いでしょう。
肌断食の前に「肌休息」を活用してみよう
肌断食は、自分には無理だと思った方はプチ肌断食ともいうべき「肌休息」に注目してください。
肌休息とは?
肌休息とは、週に1、2度、丸一日肌に何も付けないで過ごす、いわば、お肌の休息日を作る習慣を指します。
その方法は簡単で、
- メイクはせずにスキンケアはしっかり行う
- メイクもスキンケアもしない
まずは、やりやすい方法でチャレンジしてみるのをおすすめします。
効果はあるの?
期間が短いとはいえ、肌休息を習慣化することで、お肌がだんだんそのリズムに慣れてくれば、自己回復機能が蘇ってくることが期待できます。もちろん時間はかかります。
また、メイク自体が肌に異物を塗っていることになるため、メイクをしない、という行為そのものが、お肌への負担を減らし、お肌にとっては大きなメリットになります。
肌断食に興味はあるけど勇気が無いという方は、入門編として肌休息を試してみるのがお勧めです。
肌休息の注意点
メイクをしないということは、UVケアが出来ないということですから、日中は出来るだけ室内で過ごし、紫外線を浴びないようにしましょう。また、最近は肌に負担をかけないメイク用品も多く出ていますので、メイクやUVケアがしたい方はそちらをうまく活用しましょう。
「肌休息」中でも出来るメイクをご紹介します
肌荒れの元凶、ファンデーション
ファンデーションが合わなくて肌が荒れた、というのはよくある話ですが、実は多くのファンデーションに含まれている「界面活性剤」がトラブルの元凶。
界面活性剤には水と油とを混ぜる乳化作用があり、これを使ってファンデーションの水分と油分はむらなく混ぜ合わされています。
界面活性剤入りのファンデーションを毎日繰り返して使うことで、皮膚の油分まで奪われ、やがて皮脂膜や角質層のバリア機能を壊してしまうのです。
肌に優しいファンデーションってあるの?
ファンデーションには、「リキッド/クリームタイプ」、「固形/練りタイプ」、そして「パウダータイプ」の3種類があります。
これらのうち「パウダータイプ」だけは界面活性剤が含まれていないため、最も肌に負担が無いファンデーションと言えます。
また、最近は当たり前のようにドラッグストアでも買えるようになった「ミネラルファンデーション」も、パウダータイプのファンデーションの一つ。
天然のミネラル(鉱物)だけで作られた、肌に負担をかけにくい処方が人気です。また、通常のパウダータイプと違って押し固められておらずルース状なのでブラシでふんわりと付けることが出来ます。
ちなみにパフでファンデーションを付けるのは、肌への摩擦になりやすいため、なるべく避けましょう。
ノーファンデの場合のベースメイクのやり方
ファンデーションを使わずにメイクをしたい人は、まず何よりもUVケアに気を使いましょう。
ファンデーションを、肌色の薄い布だとします。それを日中顔の上にかぶせて過ごす場合とかぶせないで過ごす場合とでは、紫外線を浴びる量が全く違うというのがお分かりいただけるはずです。
外出時には日焼け止めかUV防止効果のある化粧下地を塗り、崩れ防止のためにベビーパウダーなどマイルド処方のパウダーで仕上げます。日焼け止めも化粧下地も効果の強いものを選ぶ必要はありません。日中こまめに塗り直すのが基本です。
【重要】良質な睡眠で肌の回復をサポート
肌断食でも肌休息でも、絶対に欠かせない「睡眠」
最後に、美肌に睡眠がどのように関係するのかチェックします。
私たちの体内には体のダメージを修復する成長ホルモンがあります。これが睡眠中に活性化し、日中受けた肌ダメージを回復しています。美肌のために睡眠が大切と言われる理由はこのためです。
お肌のゴールデンタイム
ところで、美容系の話題でよく使われる「お肌のゴールデンタイム」という言葉をご存知でしょうか。
この「お肌のゴールデンタイム」とは、成長ホルモンの分泌がさかんに行われる時間帯を指しています。個人差があるものの、一般的には夜の22~2時の間とされています。
この「お肌のゴールデンタイム」の時間に起きているのは、肌荒れ改善のチャンスをみすみす逃しているようなもの。
肌断食や肌休息の最中は、特に肌が無防備な状態です。「お肌のゴールデンタイム」にはしっかり睡眠をとってください。
とは言うものの、最近ではそのゴールデンタイムという考え方も変わってきたそうです。
効果的な睡眠とは?
睡眠は、長ければ長いほど良いというものではありません。
短時間でもぐっすりと眠ることが大切。
そのためには
- 毎日規則正しい時間に寝起きをして体内リズムを崩さないこと。
- 日中に程よく体力を使っておくこと。
- 入浴はシャワーでなく湯船に浸かること。
- 寝る前は交感神経を刺激するスマホやPCの画面を見ずにゆっくりと過ごす。
などを心がけましょう。
まとめ

では、またね。see ya٩( ᐛ )و
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